ジーニアスクラフトコーチ 村井友起子様|幸せな人生を子どもに手渡すのではなく、幸せな人生を創造できる力を手渡してあげたい


事業内容を教えてください

お誕生日や家族の記念日を通して、こどものクリエイティブな力を引き出せるママになる「ジーニアスクラフト」という講座を行っています。パーティープランナーではありますが、私が誰かのためにプランニングをしてあげるのではなくて、ママたちに、子供と一緒にお誕生日パーティーや家族の記念日をつくるためのアイディアをお渡ししています。ですが、大切なのは可愛いパーティをつくることではなくて、親子のコミュニケーション。それによって子供の発想力や創造力を高めることができます。

事業内容をはじめたきっかけを教えてください

もともとは、パーティープランナーとアイシングクッキーの講師から始まりました。夫の仕事でインドに駐在していたのですが、その後アメリカに行くことになったんです。アメリカに駐在するための準備をしていく中で、「あまり英語が得意じゃないけど、どうやって友達を作ろうか」と思ったんですよね。

そんな中、アメリカでお友達を作るための武器になるものを持って行こうと思って、アイシングクッキーの資格を取りました。子どももまだなかなか英語がしゃべれないとお友達になるきっかけがありませんでしたが、お誕生日会は呼ばれます。アメリカでは、当時”忍者が好き”という男の子もいて、日本人にはすごく興味があるようで、クラスが違う子のお誕生日会にも呼ばれていました。
 
その子が何を好きか、今何にワクワクしているか、どんなスポーツが好きか、というのをあらかじめお母さんに聞いたり、子どもに聞いてもらったりして、それをアイシングクッキーにしてプレゼントしていました。 その時に子どもの好きなことを形にするというのは大事だなというのを、改めて感じていました。後から振り返って、何歳の時ってこれにハマっていたよね!というのがパーティーの写真やアイシングクッキーを見て分かります。お誕生日とアイシングクッキーは切っても切り離せないものだなとその時に思いました。
そして、海外でお誕生日は、幼い年齢の時は主役がケーキを持って行ったり、クラスメイトに手紙を渡したりします。主役が、です。それは、主役が「いつも遊んでくれてありがとう」「これからもよろしくね」と伝える日なんです。その考え方が素敵だなと思って、アメリカから帰国して2週間後にはパーティープランナーの資格を取りに行きました。

 
また、私の母は私が小さい頃に毎年誕生日会を開いてくれていました。
クリスマスとかも大切にしてくれた記憶があります。私は小さい時から、親からの愛情だけは絶対の自信がありました。勉強ができたから、テストで100点取れたから、あるいは絵のコンクールで入賞したから、褒められるとかいうことではなく、お誕生日をすごく大事にしてくれて、「生まれてくれてありがとう」「生きててくれありがとう」ということを誕生日を通して伝えてくれていたからだと思っています。
私自身も親や家族、お友達に対して、いつもありがとう!と思う大切な日です。この生まれ育った環境と海外生活が重なり、私が今活動しているジーニアスクラフトに繋がっています。

事業としたのはいつですか?

1年前からです。それまでは、家に来ていただいてアイシングクッキーレッスンを開催したり、他のお子様のためのバースデーパーティーのプランニングを手がけていました。
 

事業をはじめてから失敗したことはありますか?またそれをどのようにして乗り越えましたか?

クラフトやパーティーを作るということをしていますが、ものを作るだけではなくて、空間・家族で楽しむ時間を作る、つまり大事にしているのは、”家族の幸せを創る”ということなんです。だから、家族を幸せにしていないと成り立たないと思っています。お手本にならないとダメなだという思いから、最初はいろんな葛藤がありました。

これまでコンサルの方についたり、いろんな方に指導していただいたのですが、稼ぐところを意識しすぎるのは私には合いませんでした。お金はもちろんついてきて欲しいけれど、私の価値観では、お金はどうやっても最優先ではありませんでした。

なので、苦労したことはジーニアスクラフト云々よりも、自分がどうやって事業にしていくかということでした。それについてはまだ発展途中ですが、夫の客観的な意見を聞いたり、自分の気持ちを聞いてもらうようにしてから気持ちが楽になり、活動も楽しくなってきました。

価値観を保つため、思い出すために意識していることは

今まであまり重要視してなかったのですが、紙に書きだすことです。
これまでは、スケジュールなどもデジタルでやってたのですが、それを手帳に切り替えたりとか、やっぱり紙に書く方が私には合っていると気づくことができました。紙に書いたら、「こんなこと考えていたんだ」とかすごくいろんなことが見えてきました。

あなたにとっての”質の高い教育”とは何でしょうか?

私が教えるということでも、子どもに対してでも、「親がすぐに答えを出さない」「考えてもらう」というところはすごく意識しています。そして、机上の勉強だけではなくて、五感で感じる経験を大事にしています。
自分の意見を持っているかどうか、自分の心で思っていることを表現できるかどうか、というのがすごく大事だと思っているので、子どもに押し付けないことと、その子の思っていることを引き出してあげること、そしてそれをちゃんと表現させてあげる”環境を作る”ことはすごく大切だなと思っています。

私が人生のテーマにしていることが、「こどもに、幸せな人生を手渡すのではなく、幸せを創造できる人生を手渡す」ということです。私が子どもに幸せな環境を手渡すというのは簡単ですが、そうではなく、本人たちがどんな環境にいても幸せだと思えること、幸せを作り出せるということが重要かなと思います。これはインドで学んできたことかなと思います。
オールマイティに何でもできるとか、いい学校に行くということよりも(もちろん大事ですが)、その子の個性を生かし、好きを表現し、皆と同じではなく違いを生み出すということを大事にしています。

 

あなたにとっての”楽しいシゴト”とは何でしょうか?

子育てに置き換えると、ママが幸せじゃないと子どもも幸せじゃない、と思っています。つまりジーニアスクラフトでは、私のアドバイスや、子どものためにパーティーを作りたいという気持ちだけではなく、”ママ自身の好きなこと・ママ自身がどうしたいのか・自分起点に立ち返ること”を大切にしています。
なので、私自身も自分がワクワクして楽しむことを忘れないようにしています。そうするといいアイデアが生まれて、こどもにも「それいいね!」「僕もやりたい!」と一緒に楽しむことも増えますし、生徒さんにもたくさんのアイディアを手渡してあげられるようになります。生徒さんがご自身のお子様と一緒に、楽しめるようになることが本当に嬉しいことです。

今後の目標と夢を教えてください

オンラインになってきているので、リアルで集まることがすごい壮大な夢になりました。コロナが収束したら景色のいい場所で、子供達が主体で1つの空間やパーティーを作ったりできるようなイベントをやりたいです。そしてもちろん、もっとたくさんのママたちが、子供のクリエイティブな力を引き出せるようになり、家族が今よりももっと幸せになれるジーニアスクラフト を届けていきたいと思っています。

最後にメッセージをお願いします

自分の好きなことで活動していくことは、私自身、「できるかな」とか「自信がない」という気持ちはいっぱいあったのですが、子どもとも旦那さんともコミュニケーションを取ることがとにかく大事だなと痛感しています。
しかも、子どもの自己肯定感をあげることには皆一生懸命ですが、私は夫の自己肯定感もあげる(自尊心を傷つけないこともそうですし、とにかく思いやり。)をすごく大事にしています。それは私自身も好きなことができるようになり、お互いにいい循環になります。もちろん、子供のお誕生日だけではなく、夫のお誕生日も結婚記念日(家族の誕生日)も、とても大切にしています。
そして、日本にパーティー文化がまだそんなに広がっていないのは、人間関係が難しいからだと思っています。お誕生日といえば、お友達を呼ばなければ!ママが作らなければ!という固定観念もあるんですよね。だけれども実は、場所もどこでもいいし、呼ぶお友達はクラスの子じゃなくてもいい。家族や親戚だけでもいい。大げさなものはいらない。ただ、もし記録(写真)に残すのなら、子どもの「好き」に寄り添い、受け入れて、それをカタチにしていけたら・・ママにとっても子どもにとっても、その時間はとても素敵な思い出になると思います。

村井友起子様  プロフィール

ジーニアスクラフト
■ HP: https://anniversarycraft.com/
■ Instagram:https://www.instagram.com/muraiyukiko.gc
■ LINE公式アカウントhttps://anniversarycraft.com/wakuwaku


文責:シゴタネPressインタビュアー 清水七織子 


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