株式会社 ピュアラボーテ 代表取締役 白崎順子様にインタビューさせていただきました!
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事業内容を教えてください
エステサロンの経営とスクール事業、化粧品の代理店をしています。
サロンとスクールは主に健康美容のメニューに取り組んでいて、中医学をベースにした陰陽五行と言うものがあるのですが、その陰陽五行をエステに活かしたメソットをオリジナルで考えてメニュー化しています。スクールはマンツーマンで30時間のカリキュラムで行っています。
化粧品の代理店は「核酸セルボンバークリーム」と言うエステ専売品の卸をやっています。
ーマンツーマンでやられているんですね
はじめはエステサロンの方に向けて行っていたのですが、エステティシャンの方だけではなくてパーソナルトレーナーさんやコーチングの方など別業種の方も活かしたいと言うお声をいただいたので、グループで行ってしまうとスキルや求めるものの違いがあるのでよりパーソナルな内容にしたくてマンツーマンにしています。
陰陽五行と言うのは季節や臓器、感情や味覚など5つのタイプに統計学で分けられたもので 例えば足がむくむとなった時に どこの臓器が疲れていて そうなるのかを読み取ります。 こういった知識はエステティシャンに必要で カウンセラーさんなどは 感情面にフォーカスしてどういった思考パターンになりやすいか、その人の開花する部分はどこかなど気質を見極めるのに役に立ちます。
事業を始めるきっかけを教えてください
美容学校に在学中から 美容の仕事しかした事がないくらい美容が大好きで 就職して10年目の年に自分らしさをカタチを残したいなと思い 起業しました。
ーサロンを立ち上げるにあたり準備したことはありますか?
私は環境に恵まれていて 起業前に勤めていたサロンでは オープニングから全てを任せて頂いていました。
はじめはわからないことだらけですごく不安でしたが、私にとっては起業するためのチャンスだと思いました。会社員でいるうちから「自分が起業家としてやるならどうするかな?」と目線を全て起業家目線に変えていきました。それが起業の準備期間のようなもので、経費のバランスや数字を見る練習もしていましたし、会社員としてだけでなく自分が経営者だったらどのように行動するかなどを常に考えていました。実践的な経験ができたので大切な準備期間でした。
ーなぜ美容業界に入ったんですか?
はじめは美容師だったのですが、私が小さい頃から髪が多いのがすごく悩みでキノコのような髪型になってしまっていたんです笑
子供の頃からそれがコンプレックスで綺麗になりたいなと思った時に、美容室に行って私の悩みを解決してくれて、人のコンプレックスを解消できる、サポートできる仕事がしたいなと思ったのがきっかけです。
ーなぜ美容師からエステへ?
美容師をしている時に突然半面麻痺になってしまいました。 その治療と気分転換も兼ねてエステサロンに通い始めたんですが、その時にとっても癒されて気持ちが楽になったのがきっかけです。
その経験を活かして、ココロとカラダのバランスを整えるようなサロンにしたいという今に繋がっているんだと思います。

ー陰陽五行にはいつ出会ったのですか?
私の通ったエステサロンが陰陽五行をベースとしたサロンで、体質に合わせたアロマの選び方などがあり、その体質分けに興味を持ち始めてそれが陰陽五行との出会いでした。それから、陰陽五行は本などで独学で学んで、自分のお客様で統計を取ったりなどをしています。
ー初めから陰陽五行を取り入れたエステサロンで働いたのですか?
全く関係ないところに勤めました笑
その当時の私は「好きなことを仕事にする」という概念があまりなくて、自分が興味あること云々の前に自分がエステティシャンとして本当にやっていけるのかと言う不安が大きかったです。
一度、美容師という職から離れているので尚更、仕事とどう向き合って良いのかわからない時期でもありました。それもあり、就職する前にエステサロンの専門学校に通いそこで紹介された大手サロンに勤めていました。
その後、先程話に上がったトータルビューティーサロンでエステ部門を店長として任せていただき、今の起業に至ります。
大変だったこと、失敗したことはありますか?
リスクヘッジを考えることができなかったと思います。
以前、サロンに導入していたカード会社が倒産をしてその時の売上が全部飛んでしまったことがあるんです。そういった時の対処法だったり、そうならないための方法を知っておくべきだったし、ただ知らなかったというだけで、今思えばこういった失敗も回避できたと思います。
あとはプライベートと仕事との境目がわからなくなってしまって、そこが一番精神的に辛かったです。独立したばかりの頃は、とにかくがむしゃらに仕事をしていて、気がつけば全部仕事となっていたので精神的に休まることがありませんでした。なので、仕事とプライベートをどう分けるかを起業するにあたって考えておいた方が良いと思います。
つい、仕事ばかり優先してしまって無理をしたり、仕事をしたい気持ちと自分との心のバランスを保ちながら仕事しないと、仕事で病気になった経験があるのでそれを繰り返してしまっては何の為に起業したのかわからないなと思います。

あとは、人材育成ですね。
はじめは自分と他人の区別がついていませんでした。スタッフにとって仕事に求めるものがお金、やりがい、プライベート、スキル、評価などそれぞれ違います。私はどんどん成長したいし、プライベートも全て犠牲にしてでもサロンもうまくいかせたい!と熱々でした笑
私がスタッフに求めるものが大きく、当然うまくいくはずもなく・・・。今は散々失敗をしたので他人と自分がどう違うのかなど明確にしています。面接の時にはスタッフに要望を聞いてその人に合った働き方を作ってあげるように考え方が変わりました。
さらに聞くだけでなく、こちらの仕事への思いもキチンとスタッフに伝えなくてはと思うようになりました。ブログやミーティングなどキチンと言葉にして今では伝えています。
そう思ったきっかけが、どんな想いでサロンをやっていて今後どうなって行きたいかという作文?みたいなものを書くコンテストに参加するように頼まれて嫌々書いてみたんです笑
そしたら、自分が何の為に仕事をしているのか?仕事を通じて何を表現したいのか?自分でも言葉にして初めて明確になりました。この時に、伝えることがすごく大事なんだと学びました。どんな小さな規模のサロンでも、スタッフとは会社の方針や思いを共有するべきだと学びました。
どのように集客をしましたか?
私の場合ゼロスタートではなく、ありがたいことに前のサロンのお客様が沢山来てくださいました。そのお客様がご紹介をしてくださるというありがたいチャンスにも恵まれました。今でも起業当初のお客様が通い続けて下さっていて、私の成長を温かく見守ってくださっています。
この感謝の気持ちはずっと忘れずに一人ひとりのお客様を大切に最高の仕事ができるようにと自分に言い聞かせています。それにスタッフにもお客様は「人につく」を私も経験させて貰っているので、起業を考えているならうちで働いているうちに自分のファンをしっかり作ってそのお客様の喜ぶサロンを出すのをの目標に頑張るように伝えています。
ーこれから起業する方に向けて何かありますか?
一番は感謝の気持ちを忘れないことだと思います。
上手くいき始めると調子に乗ってしまうので笑
私自身も感謝の気持ちを忘れている時があって、特に自分を支えてくださる方への感謝の気持ちが伝えられてなかったです。とにかく調子に乗っていたと思います笑
今後の夢や目標を教えてください
サロンとしてはお客様の満足度をもっとあげたいです。
もっともっと出来ることはあると思うのでメニュー開発やホスピタリティの見直しなど、お客様に喜んでいただける数を増やしていきたいです。
スクールでは、生徒さんにも起業して本当に良かったと思えるようなところまでサポートしていきたいです。ただ、施術についてや美容の知識だけでなく、仕事の楽しさも含めて共感し合いながら共に成長していきたいと思っています。
化粧品の代理店は現在まで紹介してくださる皆様のお陰で取り扱いサロン様がどんどん増えていっています。
サロンと同じく一生懸命に信念を持って誠実に取り組んでいけば良いものは広まっていく!というのを代理店業でも教わったので、地道にコツコツ、お客様を大切に調子に乗らず笑 頑張っていきます。
個人の夢としては、エステティシャンという概念にこだわりすぎることなく、美容と医療の橋渡しとなるような健康美容にしっかり取り組んでいきたいです。
もっともっとエステティシャンの可能性を広げていきたいです!
プロフィール
白崎順子
◆株式会社ピュアラボーテ 代表取締役
◆エステサロン プロビアンコ サロンオーナー
◆VAVITTE代理店
◆陰陽五行エステスクール講師
詳細リンク
http://linktr.ee/probianco.0510
