農家栄養士 片平光子様 | 野菜を通して「食」の正しい知識を広めたい


農家栄養士片平光子さんにインタビューさせていただきました!

事業内容を教えてください

大きく分けて二つあります。

一つは農家をしていて、無農薬・無化学肥料で年間30~40品目、60~80種類の野菜とレンコン、お米の生産・販売を父と二人で千葉県市川市で行なっています。新規就農という私の代から新しく農家になったカタチで農業をしています。
野菜は主にマルシェの販売や個人のお客様には宅配と通販を通じて販売をするという形で行なっています。

もう一つが料理教室と食育の講座を開いています。大学時代に栄養学を専攻していたことや栄養士ということもあって、知識を活かして食の大切さを伝えるために個人のお客様にサービスとして提供をしています。

事業を始めるきっかけを教えてください

なぜ農家を始めたのかというと、小学校6年生の時に難病を患い、そこから食育に興味を持ち始めました。「IgA腎症」という腎臓の病気で難病指定されています。確立した治療法がなく原因がわからないという中で、自分に何か出来ることはないのかなと思った時に一番身近だったのが食べることでした。食について色々と調べていくうちに、食事で病気になる人がいる、いわゆる生活習慣病で日本国民の2人に1人が生活習慣病で亡くなっていると知りました。それから、生活習慣を見直すことで病気を予防できるサポートをできるようになりたいなと思ったのがきっかけです。病気になったことで食に対して関心が高まったことで、できる仕事ってなんだろうと考えた時に栄養士だと思って大学を栄養系に行き、栄養士と栄養教諭の資格を取得しました。

就職活動をしていく中で栄養士はすごく過酷な職業ということを知り、一般企業に就職を決めて食品のマーケティングの会社に就職をしました。マーケティングっていかにその商品が売れるのかなので、商品の良いところだけ消費者の人に伝えるのですが、私が伝えたいのは食べ物の良い面だけではなくて悪い面もちゃんと知ってもらった上で判断ができるような知識を消費者の方に身につけていただくことだったため、食品のマーケティングは自分のやりたいことと全く違う方向を向いているなと思っていました。そのことですごく仕事にストレスを感じるようになってしまい、会社を10ヶ月で退職しました。

それから食育がしたいと思い、転職活動をしていたのですが、なかなか自分に合う会社が見つからず、どんどん自分が疲弊していきました。そんな時に、父が30年くらい趣味ではあったのですが、家庭菜園をやっていたのでその畑にリフレッシュがてら遊びに行こうかなと思ったのが一番のきっかけで、「なんて空が綺麗なんだろう」やアリが一生懸命動いているような小さなことに感動できるようなって、周りを見渡して野菜が実っているのを見た時に「私は食育がやりたいのに、野菜がどのようにできるのか知らない。それなのに、知識を伝えたいというのは筋が違うのではないか。」と思いました。

「それなら自分が野菜を一から作ることを始めて、栄養も含めて知識を伝えられるようになりたい」と思って、ある意味自分が学ぶと言った意味でも農家をやろうと思いました。

大変だったこと、失敗したことはなんですか?

一番大変だったことは、農家になるには行政の農政課というところに申請を出さなくてはいけないんです。それを「新規就農」と言って、その申請をしてなければ公的に農家ではないということになります。また、農業をするには広い土地が必要で、農地と呼ばれる農家しか扱ってはいけない土地があります。農地を使うためには、農家になる必要がありました。

そこで、新規就農をすることから始めましたが、そこにも大きな問題があって、新規就農をするには2年以上国が認定した農家で研修をするか国で定められた農業機関(農業学校)で技術を学ぶ必要がありました。私の場合は父が30年以上、野菜作りをしていたこともあり、新規就農をする前から、父の指導で野菜の作り方を学んだり、有機農家さんのところで研修を積んだりしていました。そのため、その知識と経験を活かしながら就農したいという思いがあり、手続きが難航してしまいましたが、行政の方が理解をしてくださり、無事に就農をすることができました。

ー失敗はありますか?

失敗はたくさんありました笑

私自身、自分でやって見ないと気が済まない人間で、まずは自分の目で見て確かめたい気持ちが強くありました。
春にキャベツを120株植えたのですが、無農薬で作っているのでどれくらい虫がつくのかやどれくらい育つのかがわからなかったんです。畑にキャベツを植えてしばらくすると、キャベツの周りにたくさんモンシロチョウが飛んでいて、気がつくとキャベツの葉があっという間にレース状になり始めました。完全無農薬のため、キャベツにはたくさんの虫がついてしまい、急遽対策をしたものの最終的には植えたキャベツはほぼ全滅してしまいました。それが今までで一番の失敗だったと思います。

父にそれでは育たないと言われて実行し、その通りに失敗することもあれば、思いのほか美味しいかぼちゃができたなんてこともありました。父も30年間やっているとはいえ、知らないことや失敗することもあり、日々、試行錯誤の連続だと言っています。今年は特に自然災害が多かったので、台風への対策だったりとか台風後のリカバリーなど大変なことも多いですが、自然のありがたみや怖さを知れるので無駄ではないと思っています。

例えば、野菜は1年に1回しかできませんよね?今は流通がしっかりとしているのでいつでも野菜が手に入ると思うんです。本来は1年に1回しか種を蒔くことができず期間が決まっています。私の場合は外で育てていてハウスでの栽培をしていません。なので旬のものを育てているんですが、1年に1回しか種まきや栽培が経験できないので、現在農家2年目なのでまだ2回分しかできていないんです。

仕事って何度もトライアンドエラーがあってPDCAを1日に何回もできると思うんです。けど、農業はそうは行かなくて、お米は1年に1回しかできないしネギなんて種を蒔いてから1年以上かかるんです。そんな中で何度も繰り返して学ぶということができないので、毎年勉強をして臨んでいます。大変ではありますが、そのおかげで自然と一緒に生きている感覚がありますし、会社員時代と比べると生きる上で大切なことを今すごく学んでいるなという実感があります。

ー栽培している野菜へのこだわりはありますか?

農薬・化学肥料を使わないということです。
日本では定められた農薬と一定量であれば許可されているため、使用している農家さんも多いです。ですが、日本で許可されているとはいえ他の国からみると思ったよりもリスクが高かったりして、実は安全とは言い切れないところがあるため、無農薬にはこだわっています。また、農薬を使うことは生産者側にとって大きなリスクがあって、野菜に農薬をふりかけるので空気中にある農薬をダイレクトに吸い込んでしまうんです。それは、農薬がかかった野菜を食べるよりも健康被害へのリスクは高くなります。私たちもずっと健康でいたいので農薬を使いません。

また、健康な野菜が育つ土の中には本来、野菜が育つために必要な栄養を作り出してくれる微生物がいるのですが、農薬を使うことでそうした微生物を殺してしまうことになります。すると、栄養が少なく不健康な土になり、化学肥料や農薬を使い続けなければ栽培出来なくなってしまうんです。そうではなくて、もっと自然な環境で育った元気があってビタミンやミネラルが豊富な野菜を作りたいと思っているので化学肥料には頼らずに自分たちで落ち葉や稲藁を発酵させて肥料として使っています。

さらに、食の大切さをお客様に伝えていきたいという思いがあるので、マルシェや直売所を通してお客様に直接販売するということを心がけています。

どのように集客をしましたか?

まず、売上を作るというよりは知ってもらうためにマルシェを活用しました。なのでほとんど利益は出ない状態でした。ですが、マルシェに出店することでたくさんの人に知ってもらえて認知度が上がってくるので、今後のお客様にも繋がってくるし利益にもなってくるんじゃないかなとずっと続けています。

あとは、直売をしているだけではどうしても農園のことを知ってもらえないので、まずはHPを立ち上げてそのHPの案内をマルシェで配るチラシに掲載をしました。HPからオンラインショップに繋げる流れにしました。

今後の目標や夢を教えてください

誰もが食に対して、正しい知識を持って自ら食材の選び方や料理について判断できるような知識を広めたいなと思っていて、食を通じて病気を予防できるような社会づくりができたらと思っています。
自分が病気になったからこそ伝えられることがあると思っていて、だからこそ自分の夢も同じく生活習慣病になる人を食を通じて減らしたいという思いがあります。

自分の人生の中で何が一番大事なのかというと食べ物だと思うんです。食ってカラダを作るのに大切なものだし一つの栄養素が欠けてしまうと病気にもなってしまうのである意味怖いものでもある。バランスの崩れた食生活を続けて、病気になってからようやく気づく人の方が多いので、食の怖さも伝えつつ、食を楽しむことや食べ物のあり方を伝えていける人間になりたいなと思っています。

プロフィール

片平光子
◆農家栄養士
詳細リンク
みっこのやさい:https://peraichi.com/landing_pages/view/micconoyasai
農家栄養士micco:https://micco-nutritionist.jimdofree.com/
◆料理教室
\3期生の募集が始まります/
3ヶ月で基礎を身につける【定期レッスン】
全6回3ヶ月完結型、少人数制で包丁の使い方から煮る・炊く・焼く・揚げる・和える・蒸すを学び、応用力の身につく家庭料理を学ぶことが出来ます。
https://00m.in/UzQKv
◆マルシェ出店
第一土曜日@西千葉ハローマーケット
第二土曜日@代々木上原NODE UEHARA
その他@横浜北仲マルシェ・大崎駅前マルシェ(詳細はみっこのやさいHPをご確認ください。)


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