ヨガインストラクター・ヘルシー料理家 長尾麻央様|自分の経験を通じて、多くの人を笑顔にしたい


事業内容を教えてください

ヨガ講師として主にオンラインでレッスンを提供しています。また講師としての活動の他に、オンラインヨガ事業を始めたスタートアップ企業さんにジョインしていて、ヨガ事業部の責任者としてオンラインヨガのコツや知識の提供、インストラクターの研修やレッスン内容の考案など、プロダクト作りや運営全般に携わらせていただいています。
それ以外にも、ヘルシー料理家としての活動準備も進めています。

事業を始めたきっかけを教えてください

大きく分けて2つあります。 1つ目は、自分が今まで経験したことや今持っているスキルを通じて、多くの人の笑顔を作っていきたいと思ったことです。 私が”笑顔である状態”で定義していることは、心も身体も健康であることで、健康であることは、表面上だけではなく体の芯から整える必要があると思っています。 身体の内側の部分は食事で、外側からのメンテナンスとしてはヨガで、その両方から指導できる人になりたいと思っています。

2つ目は、高校時代から10年間摂食障害を患ったことです。幼少期から大学時代までフィギュアスケートをやっていたのですが、ストイックに体重管理をしたあまり、拒食と過食を繰り返すようになり、正常に食事を摂取することができなくなり食べ物を見ることすらキツイ時期がありました。

摂食障害はまだまだ認知度も低い上、完治することも容易ではないとされています。私は今でこそ周囲のサポートのおかげもありこの病気をほぼ克服することができましたが、当時の私がそうであったように、周囲に打ち明けることができず一人で悲鳴を上げ苦しむ人が多くいます。この自分の経験を今同じように悩んでいる人たちに伝えたり、助けになることはある意味自分のミッションであるのではないかと考えるようになりました。

食事に対する知識不足がこの病気を患う一つの原因にもなったので、自分が知識をつけて食事指導や料理指導をすることで、カロリーや目先の体重だけにとらわれない正しく楽しい食の形というのを伝えていきたいです。また、その時にヨガと出会いメンタル面や体調面でも支えられたので、その二つで、今悩んでいる人たちが一歩踏み出す手助けをしたいと思っています。

 

今まで大変だったことや失敗したことはありますか?

1番大変だったことは、いきなりフリーランスになったということです。

本来の計画では、ヨガ講師と料理家して活動していくための勉強期間を経た後、何かしらの形で下積み期間を設け独立する予定でした。しかし、(海外での)資格取得を終え帰国したタイミングでコロナの影響により自粛になり、当初の計画は実現不可能な状況になってしまいました。講師としての経験や実績、知名度もない状態だったので、「さてこれはどうしよう」と流石に途方に暮れたのですが、ある意味それで吹っ切れて「これはやるしかない」と覚悟を決めることができ、未経験の状態からフリーランスで活動していくことを決断しました。そこからはじめの一歩として個人でオンラインヨガ教室をスタートさせました。

大変だった時に、行動したことや、工夫したことを教えてください

行動したことは、まずオンラインヨガ講師としてのデビュー日を決め、そこから逆算して事前準備を徹底したことです。始めはオンラインヨガの市場分析を行い、ユーザーさんが求めているものや既存モデルのリサーチをして選ばれる教室作りをすることに時間を割きました。次にそのテーマに沿ったレッスンや指導方法を考え、とにかくそこからは猛練習を繰り返しました。友人や家族に協力してもらい、模擬レッスンをしてはフィードバックをいただきまた練習・・・と1日中ヨガをしていたと思います笑

工夫したことは、無料動画配信との差別化を図るため、一方通行のレッスンにならないようにしたことです。具体的には、コミュニケーションが取れるよう人数制限を設け少人数制のレッスンにしたり、一人一人への声かけ指導や、その時々の受講者レベルに合わせてその場でレッスン内容をカスタマイズするなど、オンライン上でセミパーソナル感覚を体感していただくスタイルを作りました。また、レッスンに参加してくださる生徒さんには精一杯のお返しをしたいと思っているので、生徒さんのお名前や身体のクセ、相談いただいた内容などは漏らさず書き留め、次回参加いただいた際に生かせるようにしています。私なりに付加価値を提供できるよう、日々模索しています。

 

 

あなたにとっての”質の高い教育”とは何でしょうか?

アウトプットまで意識された設計になっているかということは、これからの時代大切になるのではないかと思っています。私自身の問題でもあるのですが、私の世代の幼少期の教育においては、学びの場面においてなんとなく受け身な姿勢で受動的だったかなと感じています。

しかし今の仕事を通して思うのは、”なぜそう思ったのか”、”その学びから何を得てどう実行していくのか”、という、思考から実行までのプロセスを一人で一貫性を持って体現できるかということがすごく重要だということです。

働き方がより多様化していくこれからの社会においてはこれらの能力が求められると痛感しているので、受動的ではなく能動的にアウトプットまで行っていけるような学びの環境があることや、そういうスタイルに自分が染まっていくことが大事だと思っています。

シゴトを楽しむために意識していることがあれば教えてください

自分の心を健康に保つことを意識しています。

心がすさんでいたり疲れていたりすると、表情にも出てしまいますし、レッスンの質などによくない影響が出てきてしまうんですね。

会社員時代と大きく違うなと感じるのは、会社の名前を通して活動するのではなく、今は「Mao」という名前で活動しているので、関わる方々がダイレクトに自分を求めてきてくださるということです。その期待を裏切らないことと、その責任を果たしていくことはなにより重要視しています。

関わってくださる方々に笑顔になって欲しいっていう想いがあるので、まずは自分が安定した心で、穏やかな心で、そして笑顔でいたいと思っています。そうするとすごく仕事が楽しくなっていきます。

今後の目標や夢を教えてください

摂食障害だけに限らず、日々悩みを抱えている方や、身体に不調を感じている方、食事に苦しんでいる方などの力になっていきたいです。その形の一つとして、料理・ヨガ・ダイエットの内容などを詰め込んだ、ヘルシーライフスタイルの本を出版できたらなと思っています。

私が当時体調面で悩んでいた頃は、今ほどSNSも普及していませんでしたし、同じような経験を乗り越え前進していく例にはなかなか出会えず「私はこのまま暗い人生を歩んでいくんだな」と落ち込んだこともありました。経験した私にしか発信できないものがあるのではないかと思っていますし、こうしてフリーランスという新しい挑戦を続けていく姿を公開する事で勇気づけてあげたい。

心を身体を満たし内側からヘルシーであること、健康であることのコツやHow toを詰め込み、その本を手に取ると心が休まるような、バイブルになるような、そんなものを提供できたらいいなと思っています。

 

長尾麻央様  プロフィール

・ヨガインストラクター
・ヘルシー料理家

■ インスタグラム:
【ヨガインストラクター】 https://www.instagram.com/nikomao_yoga/  
【ヘルシー料理家】   https://www.instagram.com/nikomao_kitchen/  

■ Facebook:  https://www.facebook.com/mao.nagao

文責:シゴタネPressインタビュアー 鈴木聡子



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